藤田保健衛生大学病院 臨床検査部 藤田技師にお話を伺いました
・お名前と所属をお願いします。
藤田です。臨床検査技師として勤務しています。臨床検査技師の資格は国家資格ですので、国家試験を合格する必要があります。本学では医療科学部の臨床検査学科の目標となる資格です。
・仕事の内容を教えてください。私は血液の採取(採血)や、その分析をしています。
・分析?ですか。どういったことを分析しているのですか?血液の中にはいろいろな物が入っています。赤血球などは良く聞きますよね。それ以外にもコレステロールや、カルシウムなどの様々なものが血液中にどれだけあるかを測(はか)っています。
・難しそうですね。それを測(はか)って何がわかるのですか?たとえば「コレステロール」、これには「体に良い(善玉)コレステロール」、「体に悪い(悪玉)コレステロール」があります。悪玉コレステロールの量が多い人は血管がつまりやすく、脳梗塞、心筋梗塞などの病気にかかりやすくなります。血液の中を調べることでその人の健康状況やどういった薬を使う必要があるかわかるのです。
・なるほど、血液検査って重要なんですね。検査を行う上で何かエピソードってありますか?そうですね、外来で診察する場合、血液検査をしてから自宅に帰る方は検査結果が出る前に自宅に戻られます。ですが、検査してみてびっくり、驚くような悪い検査結果である方もお見えになります。そのような時は、診察医師を通じて急いで患者さんの自宅に連絡を取ります。
そのような患者さんは特に印象に残りますから、再び血液検査が依頼されて良くなった状況が確認できたときは
「ほっ」とする瞬間ですね。
・一刻一秒が大切な場合があるのですね。ところで、どんな学生さんに検査技師になってもらいたいと思いますか?分析という仕事柄、化学・生物などが好きな方は向いていますね。高校生の場合、まだ可能性は無限大ですから、大学に入ってから生物に打ち込んでもOKですよ。現に高校の頃、文系だったという技師も何人かいます。
重要なのは医療という世界の考えです。病気になっている患者さんの気持ちをわかっていただける方が一番重要だと思います。自分が入院した場合のことを考えてみてください。不安ですし、苦しいと思います。そのときに誰がどんな対応をしてくれるか、またできるか?が重要だと思います。
・病気は薬で治すだけでなく、人としての心のケアも必要なのですね。ありがとうございました。